◎ 午後茶会 ◎
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No.4 「ごめん、もう落ち着いた……」 お茶を入れるからとルーピンはカップを探し始めた。 地下牢教室にカップはない。 落ち着いたというがルーピンはまだ動揺している。 見ていると彼はビーカーを探しあて、どこからともなく取り出したティーパッグを落とし、杖を振るってお湯を注ぐ。 ビンの並ぶ棚からブドウ糖の顆粒入りビンを勝手に持ち出し匙とともに机に置いた。 そうか、だからおかしかったんだ。 ようやく納得し、再びどきどきと高鳴りだした胸を押さえながらルーピンはもう一度深呼吸をする。 そしてジェームズにお茶を差し出す。 ジェームズは、ちょっと苦笑いしながらビーカー入りのお茶をありがとうと受け取った。 ルーピンとジェームズは居残り組だ。 ルーピンは祭り二日日に開催される演劇のヒロインを演じてくれと嵐のような誘いがあり、口説きに口説かれ断れなかった。 それはなんでも、魔女と騎士の話で、ルーピン自身は知らなかったが映画にもなったロングラン作品らしい。 実はジェームズにもルーピンのパートナー役でヒーローを演じてくれという話あったが、彼はやらなければならないことがあるからと断った。 ジェームズとルーピンで美男美女コンビを作ろうと燃えていた演劇担当者は、ジェームズがだめならと、シリウスに白羽の矢を立てた。 シリウス・ブラックは、ジェームズ・ポッター、セブルス・スネイプ、リーマス・J・ルーピンとともに、学校で一二を争う麗人で通っていた。 ルーピンが眼鏡をとった顔が美少女ばりの、花のようと形容される美貌の持ち主ならシリウスは『正統』と言われる容姿の持ち主。彼の親友ジェームズ―眼鏡をとった顔が、超美形・演技派俳優にそっくりということでその隠し子説を唱えられたジェームズ・ポッターとはまた違ったタイプの美男子。 美男美女の多いブラック家の血筋にふさわしく、シリウスは目鼻立ちのはっきりした女好きのする華やかな顔立ちをしていた。実際女の子のファンもすごく多い。 でもシリウスは、黄色い声援をくれる女の子には社交辞令程度の付き合いをするだけで、もっぱらルーピン一人を贔屓にしていた。 シリウス・ブラックのリーマス・J・ルーピン贔屓はホグワーツ魔法魔術学校中に知れ渡っていた。 否なく快諾するだろうと思われていたシリウスだったが、彼は、先約があるからと、断ってきた。 舞台の上でルーピンと競演。 まだ告白すら出来ていないシリウスにとってルーピンと堂々といちゃいちゃできるチャンスを断るなんて!……周囲に衝撃が走った。 それはルーピンもそうだった。 べつに、シリウスと競演がしたい、というわけじゃなかった。 約束があるからと断られたのも、別になんとも思わない。 人には誰しも都合がある。 ただ、先約の相手がピーターで、その彼が異様にはしゃいでいて、ロンドンの彼のおばさんのうちに移動サーカスが来ていて三泊四日でそれを見に行くということや、いつもは面倒臭いと自分やジェームズに押し付けるピーターの宿題の手伝いをこの所まめにやっていること、いつもは自分のくしゃみ一つに目の色を変え、現場を目撃しようのもなら『保健室に行こう』と食らい付いてくるシリウスが、ここ数ヶ月は『風邪引かないように気をつけろよ……』『あったかくしろよ』の一言で終わり、妙に一歩も二歩も引いている。 そんな様子がなければ、本当に何とも思わなかったろう。 二人は今朝出かけていった。 聖パトリス祭のため特別に設置されたポートキーを使ってロンドン近くの田舎の駅に移動し、そこからマグルにまぎれて列車でピーターのおばさんのうちに行くという。 今年はシリウスの分しかベッドが確保できなかったけど、来年はみんなの分も用意するから、ルーピンたちも行こうね?と、誘ってくれたピーターの言葉が妙に空々しく聞こえたのは自分が彼らに対してわだかまりを持っていたからだろう。 考えてみればここ数ヶ月、おかしいことが多かった。 シリウスの『保健室へ』のセリフが聞こえないのはすごく嬉しいけれど、朝、いつも起きる時間になると、容赦なくベッドのカーテンを開けて自分を叩き起こすシリウスが、この数ヶ月はカーテン越しに『時間だ、起きろ』というだけ。 着替えて外に出ると、前は待ち構えていて、やれネクタイが曲がってる、袖のボタンが取れていると何やかやと、うざいくらい世話を焼いてきたシリウスが、この頃は声をかけた後は談話室に下りていて、ジェームズ、ピーターと一緒に自分が部屋から出てくるのを待っている。 食事で皿に次々食料を放り込まれるのは変わらないけど、目を合わせようとはしてくれない……。 そんな様子さえなければ『行ってらっしゃい。良い休暇を』と言ってあげられた。でも、身に覚えのないことで避けられ自分はムカ付いていた。だから『行ってらっしゃい』をピーターにしか言わなかった。 シリウスはそれに気が付いた。 夜色の瞳を一瞬しかめ、いつもピーターにするように鋭く自分を一瞥すると、何も言わす背中を向けて歩いていった。 その後姿を見ていて、すごく悲しくなった。 はっきり言えばいい。 何が気に入らないのか、はっきり言ってくれればこっちだって。 訊ねたら、何でも無いと言われた。 食い下がったら明日早いからもう寝たいと言われた。 そのくせ、ピーターに宿題を手伝ってと言われたら起き上がって談話室に行く。 いつの間にか『リーマス』とファーストネームで呼ばれていたのがまた『ルーピン』に戻っている……。 もう自分に構うのは飽きてしまい、何かにつけて反応の良いピーターの方が良くなったのか……。 ピーターはとても素直だ。そして、世話の焼きがいがある。ここだけの話、レイブンクローやハッフルパフのお姉さま方の間では、ジェームズやシリウスや自分よりもピーターの方がかわいいと、ファンクラブも出来ている。 バレンタインのチョコレートだって、大きさこそ小さいものが多かったけど数では一番多く貰っていた。(ピーター自身はそれに気が付いていないようだけど) 誰だって、してあげたことにありがとうを言われたらうれしい。ピーターは自分と違い、たとえありがた迷惑なことでも、相手が自分のためにしてくれたと思えば、ありがとうを言うタイプだ。 シリウスの、あの、うざ過ぎるちょっかいも、もしかしたらピーターだったら、全部受け容れられるのかもしれない…… シリウスは誰のものでもない。 だから自分からピーターに手を伸ばし返したとしても別にとやかく言ったりはしない。その筋合いもない。 でも、いきなり手のひらを返したような彼の態度は悲しくてやりきれない。ガマンできない。黙ってられない。 イライラで頭が一杯になって、このところの満月は、体に深い傷痕をつけてしまった。 いつもは無意識に避けている肘の内側の肉まで食いちぎり、マダム・ポンフリーに心配をかけた。 これ以上酷くなるようなら、かわいそうだけど拘束具を使うことを校長先生に進言するとほのめかされた。 シリウスのせいだ。シリウスが一人で怒っていて、そのわけを教えてくれないから、この数ヶ月イライラしっぱなしだ! 入学して彼等に人狼がばれてから薄くなっていた破壊衝動が強く自分を苛んでくる。体に刻む深い深い傷痕がどんどん増えていく。とうとう手の甲にまで直りにくい傷をつけてしまい、マダム・ポンフリーは先週校長先生に拘束具の使用を進言した。 自分の弱さに笑いがこみ上げた。 友達の、シリウスの態度一つでこんなにも自分はコントロールを失う。なんて情けない自分。やり切れなさに心を侵されどうにかなりそうだった。 でも何とかもったのは、ある時うたたねをした自分をそっとベッドまで運んでくれたシリウスが、小さく自分を『リーマス』と呼んで、手の甲の包帯を気遣わしげに撫でてくれたから……。 よくよく思い返してみれば、視線を感じ振り返ると、シリウスがなんとも悲しそうな目でこちらを見ていることが何度もあった。目が合うと彼はあわてたように視線をそらして……。 彼は、自分に愛想をつかしたんじゃないっと、思った。 でも、この数ヶ月のシリウスの態度は本当に許せなかった。 だからついこちらも素っ気無い態度をとってしまった。 でも、なんで、ここ数ヶ月急になんだろう……。 ここ数ヶ月、変わったことと言えば、あの出来事しかない。 スネイプの魔法薬を飲んだ後のこと。 薬の効いた人間は多かれ少なかれそのときの記憶がない。 秘密はここにある。 今までジェームズやシリウスやピーターに聞いても、かいつまんだ顛末しか話してくれなかった。 きっと、そこらへんにシリウス豹変の事情があるに違いない。 そう思って、自分はジェームズを探した。 薬が効かず、事態の収拾に当たった彼ならきっとすべてを知っている。 やっとジェームズを探したときにはもう昼近くになっていた。 ジェームズは地下牢教室で何かを作っていた。 あの時、自分とシリウスの間に何があったか教えて欲しいという自分に、珍しくジェームズは今忙しいから後にしてくれと、顔も上げずに言った。 これ以上一秒だって、こんなイライラを抱えていたくなかった。だから、ジェームズに食い下がった。 彼は、このままで良いなら話すけどと、ナイフを持ち上げる。それでいいという自分に、薬草を刻みながら詳しく話してくれた。 そして分かったのは、スネイプの薬の効きすぎた自分は、それはそれは冷たくシリウスを威嚇したということ。 シリウスが座り込んで暫く放心してしまうような一言を言い放ち、ジェームズに宣戦布告をして、スネイプには迫り、さらに解毒してくれたシリウスをまたひどく落ち込ませることを言った……らしい。 「スネイプが解毒剤を渡してからのことは俺も知らない」 訊ねてもシリウスはべつに何でもないを連呼するだけ、思いだしたくないらしい。ただ、暫く彼は元気が無く、ある時、ポツリと『俺ってそんなにうざいかな……』とか『ルーピン本当は俺のこと大嫌いなんじゃないかな』と、こぼししょげにしょげていたらしい……。 何を言ったか覚えてないけど、シリウスが放心するくらいのダメージを与えた……らしい。 まずい。 シリウスは身長も高く肩幅もがっしりしていて、声もでかい。 言われたら黙らず言い返すほうで、一見、心も体も頑丈そうだけど、本当は傷つきやすくとても繊細だ。 立ち直りの素早さは折り紙つきと多くの人が思っているが、それは、周りに対する彼の気遣いで、実はシリウスは一回へっこんだら人に分からない様に落ち込んでいて、けっこうしぶとく引きずるタイプだ。 そうか、リーマスからルーピンに呼び方が戻ったのも、このところの一歩も二歩の引いた遠慮がちな対応も、何かいいたそうにしていて悲しそうな瞳で自分を見つめるのも、ピーターの宿題を率先して手伝ったのも、今日移動遊園地に出かけて行ったのだって……すべては僕のためだったのか……。 まるでかき消すように、イライラが消えた。 そして、シリウスに対して感動のようなものがこみ上げてくる。同時に、背筋を悪寒が降りてゆく。 まずい。まずすぎる。 シリウスだけは、シリウスだけはどんなことがあろうと怒らせたり、落ち込ませたりしちゃいけない。 ただ鬱陶しいだけじゃなく、怒ったり落ち込んだりしているシリウスはまわりをくらーくする……。 彼のマイナスの感情はまわりにうつる……。 まわりに伝染してなんともいえない重っ苦しい雰囲気を撒き散らす。 普通でも緊張が移るというのがある。 シリウスの場合もそれに似ているが、彼のように勘の鋭い男は精神感応力も高いのか、その不機嫌はまるで呪いのようにじわじわこちらの気分を蝕む。形容しがたい不愉快さを感じさせる。 「どうしよう……」 「心配しなくてもほとぼりが冷めればいつもの奴にもどるさ」 頭を抱えるルーピンにジェームズは言い放つ。 「お前も知ってるだろうけど、シリウスの立ち直りの早さは折り紙つきだ」 「ああ、ジェームズ違うよ。シリウスはそう見えるだけで本当は皆に分からないように落ち込んでるんだよ。復活できるような何か良いことがないと、執念深く引きずってるんだよっっ」 そしてその間中、彼の機嫌に引っ張られて自分を含めた何人かは、鬱病のようになる……。 ジェームズは親指と人差し指で自分の顎をつまみながらじっとこちらを見ていた。そして突然微笑んだ。 「シリウスのこと、よく見てるな〜」 「?」 実はシリウスがそんな執念深い奴だったなんて、気づかなかったよとジェームズは言い、もしかしたらそんなシリウスのかっこよくないところが見られるのはお前だけかもしれないなと付け加えた。 「それって、お前にだけものすごーく気を許してるってことじゃないのかな?そうなら『何か良いこと』はお前がもたらしてやらなきゃな」 「……でも、どうすれば……まさか帰ってきたときに抱きついて出迎えるわけにもいかないし……」 「そうだな、抱きついて、ちゅーの一つもしてやらなきゃな」 そうしたらきっとシリウスは真っ赤になって、喜びのあまりひっくり返るだろう。 「そんなこと!できるわけないよ!」 ルーピンは真っ赤になって言い放つ。 「だいだい何でキスなんか……僕とシリウスは、そんな関係じゃないよ!」 「……ああ、そうだな、そうだったな」 今はまだ。 今はまだ、二人はただの友達だ。 本人は隠しているつもりだろうが、シリウスがルーピンに特別な感情を持っているのはハタで見ていて丸分かりだ。 はっきり言葉に出して言われていないが、ルーピン本人だってシリウスの気持ちには気付いている。 多少難アリと思っているだろうがまんざら迷惑を感じるばかりではないと自分は読んでいる。 問題は、シリウスは構いたがりでとても嫉妬深いということ。 ルーピンが自分以外の誰かと楽しそうに話をするのも許せない。例え相手が親友の自分―ジェームズ・ポッターだったとしても、今にも呪いを吐きそうな物騒な目でじっと睨みつけてくる。その様子は『俺のリーマスと勝手に話なんかしやがって、もし妙なまねしやがったらただじゃ置かないからな』といっているようだった。 大抵はルーピンの背中越しにそれをやるのでルーピンには気づかれてないと奴は思っている。だが、そんなことはない。 ルーピンはしっかり気づいている。そしてシリウスが睨んだ相手に対しさりげなくフォローを入れている。 お互いの気持ちには目を逸らしあっているのに、そんなところだけ二人は息が合っている。 早く告白でも何でもして、くっつけばいいのに。 シリウスとルーピンを見るたびにじれったくてそう思わずにはいられない。 「そうしたら暫くほっとくしかないよな〜」 「ぁぁ……」 ルーピンはため息を付く。 ジェームズの言うとおり良い考えが浮かばない以上はそうするしかないんだろう。 もし、今学校内にシリウスがいたなら、飛び出していってすぐにでも話をするのに。 最初はたぶん、何を話しているか自分でも分からない。めちゃめちゃなことを言いまくるだろう。でも、シリウスはびっくりしながらも黙って話を聞いてくれるだろう。そのうちに彼の方も何か分からないことを言いはじめて、自分はそれを黙って聞いて……。そうしているうちに仲直りが、今までは出来た。 ルーピンはぬるくなったビーカーのお茶に、ブドウ糖を入れた。 抱きついて、キスの一つもしないと彼は当分あのままなのか……。 でも、恋人でもないのにそんなこと、出来るわけがない。 ああでも、シリウスが復活したらまた酷くかまわれるのか。 矛盾しているかもしれないけど、そう思うとすこしだけ憂鬱だ……。 自分を構うときのシリウスのセリフは大体決まっている。 馬鹿の一つ覚えのように毎日毎日同じセリフを繰り返す。 『具合が悪いなら言えよ』、『保健室に行こう!』、『熱だけ測りに行こう!』、『そんな薄着で外に出るな』、『暖かくしような〜』、『お茶飲むだろ?熱いの淹れてやる』、『半分食ったら残してもいい』、『ハラ減ってないかリーマス』、『リーマス』。 「……」 『リーマス』と。 シリウスはうれしそうに名前を呼ぶ。 口の中で飴を転がし甘さを味わうように、うっとりとした目でこちらを見ながら。 そんなに優しい顔をされたら、どうしたらいいか、分からなくなる。 人狼の身には、彼の気持ちは時として重い。 馬鹿の一つ覚えのように、毎日毎日同じ言葉をかけられる。 その度にきゅんと胸が締め付けられる。 それは、鬱陶しくて仕方ないからだと思っていた。 でも、違った。 言葉をかけられるたび、額に手を置かれ熱を測られるたび、ネクタイを直されたり、ボタンをはめてもらったり、『リーマス』と呼びかけられるたび、本当は、涙が滲むほど嬉しい。 微笑まれるのが、触られるのが、すごく嬉しい。 うれしいと思う反面、そんな幸せな気持ちをもたらしてくれるシリウスに何をしてやれるだろうと思う。 僕は、シリウスに何を返してやれるだろう……。 「ルーピン」 声に顔を上げると、ジェームズがハンカチを差し出していた。 「?」 「そんな顔するなよ」 彼はその手を伸ばすと、濡れてもいないこちらの目元を拭った。 泣きそうな顔をしているということなのだろうか? 「そうだな、上手くいくかは分からないけど、仲直りの作戦がないわけじゃない」 「―」 ローブの胸の辺りを押さえ言うジェームズは目を細め口元だけで笑った。 そうすると、彼はとても意地悪そうに見える。 あまり気の進まない悪巧みをするとき、彼はこういう顔をする。滅多にしない表情だけど、スネイプはもしかしたらこのジェームズを見て毛嫌いしているのかも知れない。 「何を、すればいいの?」 「俺たちみんな茶会に呼ばれてるだろ?実は、スネイプを驚かせたいことがあるんだ」 こちらに顔を近づけ耳元でささやくようにジェームズは言う。 「まず、シリウスを茶会へいくよう説得してくれ……ああ、言葉の説得は要らない。ただ、とっても楽しそうに、事あるごとに参加をほのめかすだけでいい。ピーターが騒いだり、シリウスがますます不機嫌になるかも知れないけど、そこはぐっと堪えてくれ……二日ちょっとシンドイけど、がんばれるか?」 「……うん」 シリウスが帰ってくるのはスネイプの茶会の前々日、木曜日だ。 「それから?」 「皆で茶会に行く。あとは見守ってくれればいい。さりげなくフォローをいれてくれたらなおいいな」 「それはかまわないけど、一体何をするつもりなの?あんまり酷いことは……」 「わかってる、酷い事には……ならないさ。たぶん……」 たぶんと呟きジェームズは少し悲しそうな顔をした。 |
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